#939

記事を
ブックマークする

「今はどちらかというと、僕はジャンプ寄りかな」宇野昌磨が感じた限界突破の“アドレナリン”と「平常心すぎる気持ち」<アーカイブ記事/2019年>

圧巻の演技でGP初戦を制覇した宇野昌磨。4試合連続となる合計得点300点超えは、着実な成長の証でもある。若き挑戦者は「攻める」姿勢を貫き、世界の頂点を目指す。(初出:Number939号 [スケートカナダ詳報]宇野昌磨「限界突破のアドレナリン」)

 偽りのない笑顔だった。その表情が、心の中の満足度を伝えていた。

「今の100%は出せました」

 ショートプログラムの演技を振り返って、そんな言葉がこぼれた。

 自身にとって今季GPシリーズ1戦目となるスケートカナダで、宇野昌磨は圧倒的な強さを見せつけた。

 ショートプログラムは103.62。フリーでは197.48。合計得点301.10。2位のジェイソン・ブラウン(アメリカ)に40点近い大差をつけての優勝だった。

 ショート、フリーそれぞれ1位となった10月27日、28日の2日間は、実は対照的なコンディションの中での演技だった。

会員になると続きをお読みいただけます。
続きの内容は…
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Asami Enomoto

6

1

0

この連載の記事を読む

もっと見る
関連
記事