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《虎党・気象予報士が解説》左打者を泣かせる“浜風”の正体とは?「佐藤輝明は滞空時間が長い、きれいなホームランを打てるが…」「8月に最大風速になる」
2025/04/30
ライトへの大飛球が力なく失速する。甲子園ではお馴染みの光景だが、そもそもこの風は何なのか。虎を愛する気象予報士、山口剛央さんに訊いた。(原題:[虎党気象予報士が教える]左打者を泣かせる浜風のしくみ)
阪神にはホームランが足りない。'23年度は84本、'24年度は67本。ともにリーグ5位という体たらくだ。その要因の一端は、甲子園の両翼の広さに加え、球場特有の自然現象である“浜風”にあると巷間で言われる。実際、阪神の実況中継では「本塁打性の当たりが、浜風に押し戻されてライトフライになってしまった」と解説者が嘆く場面をしょっちゅう見聞きする。
「じつは浜風というのは甲子園だけで発生する自然現象ではありません。気象用語で“海陸風”と呼ぶもので、沿岸地域で頻繁に観測されます。千葉ロッテの本拠地・ZOZOマリンスタジアムでも強い“マリン風”が吹きますが、これも浜風と同じ海陸風です」
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photograph by Kiichi Matsumoto
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