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「その節は申し訳ございませんでした」14年ぶりの復帰…新コーチ・村田修一に問うFAの葛藤と「ベイスターズのため」とは何か?《インタビュー》

村田修一が帰ってきた。2011年オフ、親会社がDeNAとなるタイミングで「優勝を狙えるチームで野球がしたい」とジャイアンツにFA移籍した。
それ以来、実に14年ぶりに村田が帰ってきた。待望の古巣復帰。「変わったこと」と「変わらないこと」を尋ねると、村田はしばらく考えてから口を開いた。
「僕がいた頃も、そして現在も、《打撃が売りのチーム》であること、《強力打線で打ち勝つスタイル》という点は変わっていないですね。変わった点か……。大きく変わったのは、僕らユニフォーム組だけでなく、フロントも含めたチーム全体で“ベイスターズを強くしよう”と誰もが同じ方向を向いている点は変わったかもしれないですね」
'11年オフ、村田はDeNAの池田純球団社長、高田繁GMと、自身の去就について面談を行っている。「どんなチーム作りを目指しているのか?」と村田が問うと、返ってきたのは「5~6年後に優勝できるチームを作る」という答えだった。
「当時、僕はすでに31歳になる頃でした。5~6年後と言えば、30代半ばになっています。その時点でチームに貢献できるかどうかの保証はない。限られた現役生活の中でずっとBクラス、最下位に沈んだままの野球は考えられなかったんです……」
本心では「すぐにでも優勝できるチームを目指す」と言ってほしかった。そして「絶対に残留してほしい」という言葉がほしかった。もしもその言葉があれば、ベイスターズに残留する可能性もあった。
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