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「だって80万円だぞ」監督1年目…営業本部長・中畑清はなぜ“3回目の退場”を踏みとどまったのか?「ベイスターズを信じてよかったなって」《鬼越トマホーク・金ちゃんとの対談》

金ちゃん 大好きな人のご自宅にお邪魔できるなんて、もう感無量ですよ。僕は演歌歌手をやっている親父の影響で元々は巨人ファンだったんですけど、なかでも中畑さんのファンでしたから。
中畑 嬉しいなあ(笑)。でも金ちゃんは俺の現役時代は知らないでしょ?
金ちゃん 1993年に松井秀喜さんがデビューしたときに一軍打撃コーチだった中畑さんの存在を知りました。明るくて、面白い人だなって、その人柄に引き込まれて。
中畑 試合を終えて寮に帰る途中の松井をウチに呼んで(自宅の)地下でよく練習させたんだ。ウチの女房のご飯を食べさせてな。俺だとおかず3品くらいなのに、アイツが来ると5、6品に増えるんだよ。
金ちゃん テレビで2人を見ていても、とても仲良しな感じが伝わってきますね。
中畑 ベイスターズはいつから好きに?
金ちゃん 中畑さんが2012年に監督になってからですよ。それまで“暗黒時代”と言われてどんよりしたイメージがあったけど、中畑さんが入ってガラッと変わりましたよね。春季キャンプが始まってすぐインフルエンザに罹って、ホテルのバルコニーから顔を出した姿がスポーツ紙の1面になっていたのを覚えています。
中畑 俺、キャンプ前からスポニチでずっと1面よ。個人で5日間連チャンの1面というのはどうも初めてだったらしい。

金ちゃん ベイスターズを何とか盛り上げようとしている感じが伝わってきました。
中畑 暗黒の時代と言われるのは、要は負けてきたから。ハマスタもガラガラ。それでも何とかファンを引き寄せるには、マスコミに注目されないといけなかった。取材は全部受けたし、取り上げてもらえるよう話題も提供したよ。俺、監督とは名ばかりで営業本部長みたいなもんだったから(笑)。
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