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「競馬学校の評価は評価で、デビュー後は違うと…」“ホープ中のホープ”佐々木大輔20歳が積み重ねる信頼《未来の神騎乗を目指して③》

2024/10/25
昨年、史上最年少19歳で函館リーディング騎手となった佐々木大輔

 2022年にデビューした佐々木大輔は、いまやホープ中のホープだ。

 しかし、競馬学校時代は優等生というわけではなかったという。38期の同期には、今村聖奈、角田大河、西塚洸二らがいた。

「成績は悪かった。ほかのみんなと比べたら下手くそで。でも、学校の評価は評価で、デビューしてからは違うと、どこかで思っていた。自分の中でイメージするスタイルとのズレ、食い違いみたいなのもあったんだと思います。成績が悪かったのをそのせいにはできないですけど」

 同期が順調に勝ち星をあげる中、1年目は思うような成績を挙げられず、9勝で終える。しかし、翌'23年から佐々木は勝ち鞍を一気に伸ばし始める。春先に福島と新潟で勝ち星を積んだ佐々木は、夏の函館で18勝を挙げ、史上最年少の19歳で函館リーディング騎手となるのだ。シーズンを終えてみれば、実に68勝という勝ち星を収めていた。

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photograph by Kazufumi Shimoyashiki

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