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「引き算の効いた内装に仕上がりました」千葉ジェッツの新しいホーム…2人の社長が語る『ららアリーナ』の狙い「アジアを代表するクラブに」

外観は、ジェッツの由来でもあるジェット機をイメージした造りに
すり鉢状に設計された4階建ての新アリーナが、いよいよ本格始動する。並々ならぬ思いで建設に関わった2人の社長がその構想を語った。(原題:[千葉ジェッツ新天地お披露目]ららアリーナで目指すもの)

 千葉ジェッツの新しいホーム、ららアリーナ東京ベイが今年5月29日に開業した。三井不動産とMIXIがタッグを組んだ、国内でも珍しいオール民間のこの新アリーナには、ジェッツの興行を盛り上げる様々な工夫が凝らされている。

場内の盛り上げにも「日本らしさ」を重視。

 まずは国内最大クラスの423インチのセンタービジョン。10を超える海外のアリーナを視察した際、「ビジョンのサイズの違いに一番驚いた」という千葉ジェッツ田村征也社長の期待に応える設備が整った。リプレー映像に迫力をもたらすセンタービジョンと、3階、4階に配置された3面のリボンビジョンが観客に臨場感を与える。

 外装コンセプトデザインは世界的な設計事務所HKSに依頼。国内でも珍しい機材を導入し、光の発色にもこだわった。一方、場内を盛り上げる演出面では日本らしさが必要だと田村社長は感じている。

「海外を視察して、アメリカ人と日本人のノリの違いを認識しました。自然発生的な盛り上がりが中心のアメリカに対し、日本ではアリーナMCの呼びかけにファンが呼応することが多いですよね。ジェッツが15年間培ってきた演出、盛り上げ方は変わらずにやっていこうと思います」

 新アリーナでもこれまで通り演出満載の応援が可能だ。最大収容1万1000人のアリーナでは今まで以上の「ゴー・ジェッツ」コールがこだまするだろう。

 三井不動産との連携を活かした取り組みもある。ららぽーとTOKYO-BAYや、ららテラスTOKYO-BAYといった地域の商業施設を利用した観客動員施策だ。

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photograph by TOKYO-BAY Arena Management Inc.

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