個性派揃いの面々が監督に名を連ねた今年の『にじ甲』。リベンジを期して2年連続のエントリーとなったのが、「私立梨海高校」の五十嵐梨花監督だ。ひときわ熱い野球愛を胸に、2年目の“夏”にかける彼女の想いを訊いた。(原題:[独占インタビュー]五十嵐梨花「逆境に勝ったオリックスに自分を重ねて」)
――まずは昨年の『にじ甲』を振り返っていただけますか。ライバーとしてデビューしてからわずか半年での初出場でした。
「野球が大好きなので、いつかは……と思っていましたが、監督のオファーをいただいた時は『こんなに早いとは』と驚きましたし、めちゃめちゃ大きな挑戦でした。やるからには全力でと思ってお受けしましたが、育成はあまり順風満帆とは言えず、もっとできたんじゃないかと悔しさが残る結果(9位)でしたね」
――今年はリベンジを期してのチャレンジになりますね。
「まさにその通りです。昨年の仲間への感謝を忘れずに、今年はもっと強くなって、さらに熱い経験をできるよう『リベンジ果たしてやるぞ~!』という気持ちです」
――監督という立場ならではのプレッシャーも味わったのではないでしょうか。
「他の配信とは明らかに違う空気感は確かにありました。ひよっこだった昨年の五十嵐は雰囲気に呑まれてキュッとなってしまって、のびのびできませんでしたね。今年は気持ちの面もそうですし、昨年の一番の反省点だった知識不足を補うためにも知識を蓄え、理解度を上げて臨みたいと思っています」
――学校名の変更もありました。
「今年は栄冠ナインをより理解したい! 理解、りかい……梨花と絡めたら良くない?ということで『梨海(りかい)高校』になりました。体育館に大きく毛筆で書かれた『理解』の標語が掲げられているイメージでやっていけたらと(笑)」
――ということは、今年に向けて研究を重ねてきた、と。
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