#1091

記事を
ブックマークする

《柔術の魅力とは?》岡田准一、イーロン・マスクも熱中、ガリットチュウ・福島善成は世界大会優勝…「小さくても勝てる」の裏にある思想

2024/02/15
福島善成/1977年10月6日、熊本県生まれ。1998年にお笑いコンビ「ガリットチュウ」を結成。2023年のワールドマスター柔術選手権でマスター4青帯ライト級優勝を果たした。
柔道ともレスリングとも違う――。ブラジリアン柔術が今、熱い。競技人口は3万人を超え、俳優や芸人、世界的経営者もハマる。肉体同士の組みあいの果てにある魅力の正体を探った。

 2023年9月2日、エルビス・プレスリーゆかりのホテルとして有名な「ウェストゲート・ラスベガス」に隣接した巨大なコンベンションセンター。8000人を超える柔術家が集うこの場で、お笑いコンビ「ガリットチュウ」のひとり、福島善成の試合が始まろうとしていた。

「コロナで仕事が減って、何かできることはないかとクインテット(組み技格闘技の団体戦)を見に行ったら、柔術とかグラップリングならできるんじゃないのと思った」

 福島は'21年11月23日に池袋にあるトライフォース柔術アカデミーに入門。芸人として活動する一方で、試合前は週に5、6回と趣味の範疇を超える頻度でコツコツと稽古に励んできた。

「効率の良い脳のデトックスになるんです。20年先の未来が見えると言われている(マーク・)ザッカーバーグとイーロン・マスクも柔術にはまっていて、彼らもそう言ってるけど、僕の方が先に言ってる(笑)。夫婦喧嘩が絶えなくて仕事も少なく、コロナ期間中ですべてが嫌になっても、肉体同士組んだ時は集中しちゃう。夫婦喧嘩や仕事がなくなったことを考えなくていい。それで終わった後はスッキリするんです」

ワールドマスターで優勝した福島。帰国後「試合の前日は一睡もできませんでした」と語った Takashi Iga
ワールドマスターで優勝した福島。帰国後「試合の前日は一睡もできませんでした」と語った Takashi Iga

 福島が出場したワールドマスターは30歳以上の柔術家が世界中からラスベガスに集い、カテゴリー毎に世界一を決める。ここで勝つのは容易ではない。私自身2年連続で出場しているからよく知っている。

岡田准一と玉木宏も出場する中、マスター青帯ライト級カテゴリで優勝。

 今回は元V6の岡田准一と俳優の玉木宏も出場していたため、よりプレッシャーがあったという。彼らが活躍して、もし自分が優勝できなかったら「おいしいところは全部持っていかれてしまう」と。このあたりは芸人魂である。

全ての写真を見る -2枚-
会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Takashi Iga

0

0

0

前記事 次記事