最近格闘家が三面記事を賑わしている。嘆かわしい限りだが、事件を起こしているのはほんの一握り。大半は素人に手を出す真似などしない。逆に「格闘技を通してどこまで社会貢献ができるのか」と動き始めたグループもある。マラソンを通じて発達障がいについて啓蒙するRun4uから派生したFight4uがそれだ。発起人は柔術家の平野厚雄さん。息子が発達障がいを持って生まれてきたが、その実態がほとんど知られていないことに気づき組織を立ち上げた。
今年4月2日には発達障がい児を招いての柔術講習会を計画。日本総合格闘技OBクラブを主宰し、この運動を団体に引き入れることで支援する小路晃さんに計画を相談すると、その後の方向性を左右する意見が出た。「だったらRIZINも巻き込んでしまえば?」
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Koji Fuse