2勝2敗で終わった日本代表のラグビーW杯。長田智希は初戦のチリ戦に途中出場。第2戦のイングランド戦は先発フル出場。3戦目のサモア戦はラスト5分でピッチへ。そして最後のアルゼンチン戦はメンバー外となった。
途中出場、先発フル出場そしてメンバー外、3つの立場すべてを経験したのは日本代表で長田ただ一人だった。大会後の日本代表には多方面から層の薄さを嘆く声が聞かれた。中軸選手は休みなく試合に出続けた一方、出場ゼロの選手は5人。世代交代の遅れという指摘は、長田ら若手に向けられた苦言にも聞こえた。長田自身「W杯はすごくいい経験だったけど、自分自身は満足いくプレーができなくて、悔しい思いが大きかった」と振り返った。
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photograph by Nobuhiko Otomo
