18年ぶりの“アレ”を眺めた各界の虎党5名が想う、名場面、MVP、思い出を歓呼の声と共にお届けする。
阪神が初めて日本一となった1985年、関西の小学生だった私は、周りの大人たちがなぜこんなに騒いでいるのか不思議でした。日本一を記念したテレホンカードをもらったときも、その価値がわかっていなかった。
そんな私が阪神にのめり込んだのは昨年のこと。まさかの開幕9連敗がきっかけです。野球に限らず、何事でも負け続けることはありません。目の前の負けから教訓を得て、勝ちにつなげる時が来る。悔しさを味わった阪神の「その先」を見たくなったんです。
今年も阪神の負け試合を見てきました。岩崎優投手が9回に2本塁打を浴びて逆転負けを喫した8月29日のDeNA戦は、言葉を失いました。
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photograph by Takuya Sugiyama