「驚いたことがあって、アイツ、人前に出た時に指導者のモノマネとかするんです。人を笑わせるセンスがある。関西の言葉でいう『おちょけ』なんですよね」
そう明かすのは西脇工で大勢を指導した木谷忠弘監督(現京都共栄監督)である。
おちょけ。
近畿地方を中心に使う方言で、お調子者といった親しみが込められている。だが、白球を持てば、まったく違う顔になった。
「一見、ちょっと適当なヤツという印象ですが、実は細かい。『しんどい練習は嫌』って思ってるようにみえて『練習、ちゃんとやらなあかんやろ』と考えるタイプです。頑張れる熱量が人より半端なく大きい」
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by KOBE SHIMBUN