「芦屋を世界一の街にしたい」と、市民と対話を重ねて初当選。今春に誕生した26歳の若き為政者は、生粋の虎党でもあった。
幼稚園児の頃、'02年サッカー日韓W杯に熱中しすぎまして、いざ大会が終わったら「何も楽しくない……」と、いわゆる“ロス”状態になってしまったんです。その心の穴を埋めてくれたのが、阪神タイガースでした。'03年には18年ぶりにリーグ優勝! 打順でいうと、今岡、赤星、金本、桧山、アリアス……ピッチャーのムーアもめっちゃ打っていましたね。
ただ、巨人ファンの父からは「強いから応援してるだけやろ」って言われましたけど(笑)。トラ柄の小さな応援バットを買ってもらって、それを手に家で遊んでいました。
実家が大阪の箕面市だったので、甲子園より京セラドームの試合を観にいくことが多かったです。でも、'05年のリーグ優勝が決まった巨人戦は、甲子園まで父と弟と一緒に行きました。金本がレフトフライを取ってゲームセット。あの嬉しさは今でも覚えています。
ABCラジオ「虎バン主義。」が受験勉強のお供
ちなみに、物心ついた頃からテレビで野球を観ることはほとんどなくて、もっぱらラジオでした。小学生の頃、ABCラジオの「虎バン主義。」を受験勉強のお供に聴いていたんです。ハーバード大に留学していたときも、朝5時に起きるとちょうどプレイボールの時間なので、早起きしてネットの一球速報もチェックしていました。
僕が選手のプレイ以上に注目しているのが、選手や監督がその場面で何を考えているのか? ということ。「ここで監督はどんな声かけしているのかな?」とか「選手はどんなこと考えているのかな?」って想像しています。
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photograph by Park Jong Tae