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オープン優先出走順位の改定は馬の供給過剰が生んだ課題だ。

2022/12/09
'19年のセレクトセールの様子。このときのセリでは4億7000万円の落札馬が出るなど好況が続いている

 日本の軽種馬(主にサラブレッド)生産頭数は、セリ市場の記録的な好況に乗じる形で漸増中。アングロアラブ種の競走が終了し、地方競馬場が相次いで廃止された影響で、'12年には6837頭まで減っていたのだが、'21年の集計では7733頭(日本軽種馬協会発行「軽種馬統計」による)まで盛り返してきている。

 30年前、'92年には1万2874頭が生産されており、それはどう考えても供給過剰。いまの生産頭数でも、中央競馬で成績が頭打ちになった馬を地方競馬にステージを下げようとしたときに、少し前までのように全部が歓迎される状況ではなくなっている。

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photograph by JIJI PRESS

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