ドイツ人作家ミヒャエル・エンデ作の『モモ』。時間どろぼうが出てくる話というと、ピンと来る人も多いでしょうね。ファンタジーあふれる物語は子供から大人にまで愛されていると聞きます。
ざっと説明すると、廃墟の円形劇場に住む主人公の少女モモが訪れる人の悩みを聞くなかで、「灰色の男たち」=時間どろぼうが登場します。時間を貯蓄しなきゃいけないと言葉巧みに騙されて奪われてしまった人々の時間をモモが取り返そうとするという内容です。
50年くらい前の作品だそうですが、人間が常に時間に追われて大切な現在を取り逃がしている現代社会へのアンチテーゼのように感じます。
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