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流した涙のすべてが勲章に。名将コーチKが47年のキャリアに幕。

デューク大を5度NCAAトーナメント優勝へ牽引。オリンピックでは3度、アメリカ代表を金メダルへと導いた

 シーズンの終わりは涙で迎えたい――。デューク大の名将、コーチKことマイク・シャシェフスキーが毎年、目標としてきたことだったという。

「喜びの涙か、あるいは悲しみの涙でもいい。それは、すべてを出し切ったことの証だから」

 47年のコーチキャリア最後のシーズンとなった今シーズンも、同じ思いだった。

 若い選手たちの頑張りでNCAAトーナメントを勝ち進んだデューク大は、7年ぶりにファイナルフォーまで進出。名将にふさわしい完璧なエンディングまであと2勝だった。しかし、運命のように準決勝でライバルのノースカロライナ大と対戦し、激戦の末、最後は一歩及ばず。デューク大のシーズンも、コーチKのキャリアも終わりを迎えた。

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photograph by Getty Images

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