シーズンの終わりは涙で迎えたい――。デューク大の名将、コーチKことマイク・シャシェフスキーが毎年、目標としてきたことだったという。
「喜びの涙か、あるいは悲しみの涙でもいい。それは、すべてを出し切ったことの証だから」
47年のコーチキャリア最後のシーズンとなった今シーズンも、同じ思いだった。
若い選手たちの頑張りでNCAAトーナメントを勝ち進んだデューク大は、7年ぶりにファイナルフォーまで進出。名将にふさわしい完璧なエンディングまであと2勝だった。しかし、運命のように準決勝でライバルのノースカロライナ大と対戦し、激戦の末、最後は一歩及ばず。デューク大のシーズンも、コーチKのキャリアも終わりを迎えた。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Getty Images