“4回転ルッツの寵児”が、再び跳躍した。母国開催となる北京五輪で金博洋(24)は、ショート、フリーともに4回転ルッツを決めて9位。そのリンクは、18歳の時に世界初となる「4回転ルッツ+3回転トウループ」を降りた首都体育館。自らの聖地で、復活の涙を流した。
金の4回転ルッツは、まるで時間が止まったように感じさせる雄大なジャンプだ。'15年中国杯で世界に衝撃を与え、その演技を見たブライアン・オーサーは、こう言った。
「この18歳の少年が4回転新時代の扉を開けました。世界中のスケーターが、新たな4回転に着手し始めるでしょう」
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