――おかえりなさい。帰国してからは10日間の自宅待機期間があったと思いますが、どんなふうに過ごしていたんですか。
「ちゃんと待機していましたよ。外へは一歩も出ていません。ただ、テレビをつけたりすると、ああ、日本に帰ってきたなと感じることはありましたね」
――でも、日本のバラエティ番組はアメリカでも見ているんですよね。
「それはナマで見ているわけじゃないし、向こうにいるときは日本のニュースは見られませんからね。朝、起きてテレビをつけたら、ニュース、やってるじゃないですか。ちょうど衆議院選挙もありましたし、日本のニュースが新鮮でした」
――オフになってもシーズン中と変わらないくらいの長時間、寝ているんですか。
「長時間というより、こっちに帰ってきてからは規則正しい生活をしています。夜は10時半には寝てますから……最初は時差ボケでもっと早く寝ちゃってましたけど、そのクセがついて、今は早寝早起きです」
――夢を見たりすることはあるんですか。
「夢ですか……見ますよ。野球の夢もけっこう見ます。いちばん多いのは、ライト前にヒットを打ったのに、足が前に進まない夢(笑)。水の中を走っているような感じでちっとも前に進まなくて、一塁でアウトになるんです。その夢はよく見ますね」
――よく? そんな苦しい夢を何度も?
「はい、よく見ます。傾向としてはストレスを感じているときに多いかな。とくにシーズン中、いい結果が出ていないときには精神的なストレスを感じています。でも野球でストレスを感じるって、いいところだと思うんですよ。毎日毎日、結果が出て、よかった悪かったと思える職業ってあんまりないでしょ。そこが楽しいところだし、キツいところでもある。そういう精神状態だから、こんな夢を見るんですかね」
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