#1039
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「ねじ伏せるか、ねじ伏せられるか」松中信彦が振り返る松坂大輔からの“1試合3発”、そして日本代表でも「仲良くならなかった」ワケ《怪物秘話④》

2021/11/04
'05年7月15日の試合で松坂から3本塁打を放ち、本塁打でチームの全得点をたたき出した。試合は4-3でソフトバンクの勝利
ホークスを常勝軍団に導いた平成唯一の三冠王が、真っ向勝負で挑んでいた宿命のライバルとの対決。勝負を“楽しむ”ために心掛けていたその流儀とは。

「大輔との対戦はとにかくストレートを待って、それを弾き返すだけ。大輔の方は速い球を投げて、三振を取ることしか考えてなかったんじゃないですかね」

 ホークスの主砲である松中信彦と、松坂大輔の対戦は力と力のヘビー級対決。松中は1997年にホークスに入団すると、'99年にレギュラーに定着。つまりは松坂のデビューとちょうど重なっている。

 公式戦での通算対決成績は130打数42安打、3割2分3厘。本塁打は12本を数えたが、そのうちの3本は、'05年7月15日に集中している。つまり、松中は平成の怪物から1試合3発、しかも3本目はサヨナラ本塁打を放ったのだ。

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photograph by SANKEI SHIMBUN

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