コンディショニングの勝利でもあった。2敗してもう後がないアジア最終予選、ホームのオーストラリア戦。森保一監督率いる日本代表は終盤にオウンゴールで勝ち越して、難敵から勝ち点3をもぎ取った。よく走り、よく拾い、よく闘った。コーチングや鼓舞する声もよく出ていた。心身の強度を保ち続けたことが幸運を呼び寄せた。
高温多湿の環境下であったアウェーのサウジアラビア戦から長距離移動を含めて中4日。西から東に移動するほうが体にはキツく、過去の代表もこのパターンには細心の注意を払ってきた。体の負担を減らすため、ドバイ経由のチャーター機で移動。飛行機内では基本的に日本時間に合わせて過ごしてもらう。代表チームで蓄積されている時差対策がうまくいったと推察する。
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photograph by Kiichi Matsumoto/JMPA