プレミア12のときには5歳上の松田宣浩がいた。しかし東京オリンピックを戦う日本代表で、坂本勇人はチーム最年長としてまとめ役を担う。田中将大、大野雄大、柳田悠岐が同学年ではあるが、何しろ坂本には2度のWBC、2度のプレミア12で日の丸を背負ってきた豊富な国際舞台での経験がある。
稲葉篤紀監督の「いい関係にある何人かが上に立ってリーダーとして頑張ってくれたほうがチームはうまく回る」という方針から、今回もキャプテンは置かない日本代表ではあるが、ど真ん中でチームを引っ張る“事実上のキャプテン”が坂本であることは明らかだろう。ジャイアンツではキャプテンとなって7シーズン目になる坂本はこう言っていた。
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photograph by KYODO