先の見えない状況が続きますが、あるアメリカのゴルフ専門サイトでは、2021年に“達成されるかもしれない”記録に「200人目の1000万ドル(約10億3600万円)プレーヤー誕生」というのを挙げていました。
PGAツアーの生涯獲得賞金を見ると、1000万ドル超えは198人(編集部注・丸山は1380万9170ドルで142位。1月11日時点)。その人数に驚くと同時に、それだけの金額を稼ぐことがもう珍しい時代ではなくなったのだと感じます。
タイガー・ウッズの登場やスポーツビジネスの拡大があるのでしょうが、'90年代に比べてPGAツアーの賞金総額は4倍以上に膨れ上がっています。1000万ドルは超がつくトップ選手であれば1年でクリアできる金額。僕もPGAツアーでプレーしていた当時、長年世界1位に君臨したグレッグ・ノーマンの生涯獲得賞金に追いついてしまいそうでした。時代が違えば単純比較できない。生涯獲得賞金の位置づけは難しいですね。
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photograph by KYODO