世界ヘビー級チャンピオンの物語を通じて、ボクシングという競技が常に社会とともに、そして歴史とともにあることを教えてくれる一冊です。ボクシング人気がアメリカで根づき、それが長く続いてきた理由が理解できます。
人種差別が激しかった20世紀初頭のアメリカで登場したのがジャック・ジョンソンでした。当時、黒人ボクサーは世界タイトルに挑戦できず、「世界有色人種ヘビー級」という別枠のタイトルで戦わなければなりませんでした。命の危険を顧みずに異を唱えたのがジョンソン。黒人初の世界挑戦にこぎつけ、そしてチャンピオンになったのです。
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photograph by Sports Graphic Number