7月17日。金曜。雨もしきりの横浜スタジアムのDeNA-巨人。選手のほかにもプロはそこにいた。
スポーツ紙の写真部員、カメラマンである。
6回終了のコールドゲーム。ジャイアンツが2-1で白星をつかんだ。ややあって縞模様の猫がフィールドに現れた。
バックスクリーン。上段客席の延長にすえられたカメラ席にぬかりはない。長大な800ミリのレンズが俊敏な小動物をたちまちとらえた。
愛玩の対象にして野生の生命、猫の猫たる姿の数枚はとあるツイートでみるみる世に広まる。サンケイスポーツが福島範和、スポーツニッポンは木村揚輔、両撮影者の名も紹介された。あれだけ素早い被写体をつかまえる。14万件もの「いいね」は「さすがプロ」という意味を含んでいた。
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photograph by Sports Graphic Number