国内女子ツアーの開幕戦『アース・モンダミンカップ』で渡邉彩香選手が優勝しました。ドライバーショットが代名詞の彼女が、ドライバーの不調に陥り、それを乗り越えた5年ぶりの優勝でした。
2016年にアプローチを教えてほしいと僕のところに来た時、これは時間がかかるなあという印象を持ったんです。技術的にまだまだ知らないことがたくさんあったので。ところが、その頃からアプローチよりもショットの方が悪くなり始めていて、これはまずいなとも感じていました。本人に対して『イップス』という単語は使いませんでしたが、確実にその気配があった。すごく心配で、「いろいろな変化を求めるには最低2、3年はかかるよ。大変だよ」という話をさせてもらったのを覚えています。
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photograph by KYODO
