14勝5敗。車いすテニス世界ランク2位の上地結衣と1位のディーデ・デフロートとの対戦成績だ。ただ、'18年以降では、3勝11敗。22歳の若い女王はこの数年間で粗さが影を潜め、戦術面の向上も著しく、上地は容易に勝てなくなった。
9月の全米の決勝では6-4、1-6、4-6で敗れた。第1セットは練習してきた早い攻めが成功したが、第2セットは相手が遅いボールを多用し、対応に苦しんだ。修正して最終セットは自分の形で攻めたが、一歩及ばず、「あれを第2セットからやらなくてはいけなかった」と悔やんだ。相手の変化をもっと早く察知し、甘いボールを「ノーバウンド、ショートバウンドで(攻撃的に)処理しなくてはいけなかった」というのだ。
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