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木村翔がホームを中国に。 海外へ羽ばたく選手が急増中。 ~ボクサーの海外志向、なぜ?~

2019/04/16
WBAの最新ランキングで2位に入った木村。所属ジム会長は「今後は中国を主戦場として考えている」と語る。

 近場ではソウル、北京、バンコク、果てはニューヨーク、フィラデルフィアまで……。今年に入ってから僅か3カ月間で日本のボクサーが足跡を残した試合地だ。この他にも世界14都市で計28人がリングに上がっている。この中には勝てなかったが世界タイトル戦2試合、岩佐亮佑1人が勝った挑戦者決定戦4試合も含まれるが、かくも頻繁に海外に出かけていることに改めて驚かされる。

 以前は「日本選手は『井の中の蛙』で海外に出たがらない」と言われたものだが、この変わりようはどうだ。もちろん“アウェイ”の試合ゆえに7勝19敗2分と日本選手の勝率は高くはないが、かといってさほど絶望的な数字でもない。

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photograph by Makoto Maeda

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