3月26日、プレイオフ出場を決めた夜、ロサンゼルス・クリッパーズはロッカールームでシャンペンのシャワーを降らせた。プレイオフ出場だけでシャンペンで祝うなんてやりすぎと思う人もいるかもしれない。しかもクリッパーズは、昨シーズンこそプレイオフを逃したものの、その前は6季連続でプレイオフに出ていたチームだ。
それでも、今季のプレイオフは特別だった。シーズン前、各媒体や専門家たちの誰ひとりとして、クリッパーズがプレイオフに出られるとは予想していなかったのだ。それも当然で、なにしろ、クリッパーズはこの2年でオールスター選手たちを次々と手放して再建を進め、今季のチームには一人もオールスター経験者がいないのだ。
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