フィギュアスケートの女子で世界のトップを争っている選手に、最近はあまり大柄な選手はいなかった。だが3月にイタリアのミラノで開催された世界選手権では、身長165cmのカナダ代表、ケイトリン・オズモンドが優勝した。2月の平昌五輪のあとに開催された大会ではあったが、五輪の金メダリスト、ロシアのアリーナ・ザギトワも出場している中での優勝だから、世界のトップを争う力を持った1人であることを見せつけたと言えるだろう。
オズモンドは平昌五輪で総合231.02の自己最高を記録して銅メダルを獲得した。そして世界選手権でも、223.23という安定した得点を上げた。'17-'18年はグランプリファイナルも3位だった。世界選手権に初めて出場したのは'13年、17歳のときで8位、'14年は11位、'17年に2位、そして'18年、22歳で初優勝という、女子としては初優勝まで年月のかかった選手だ。
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