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「やっと北京五輪を終わらせて次に進める」樋口新葉が“変化の2年半”で得たものと、トリプルアクセルへの思い【インタビュー】

パリで北京五輪・銀メダルを授与された樋口

 北京五輪から2年半がたった今年8月7日、パリのトロカデロ広場で行われた五輪メダル授与式に、樋口新葉らフィギュアスケート団体のメンバーの姿があった。

「メダルは思っていたより重くてびっくり。天気も良く、エッフェル塔が見えて、お客さんもたくさんいて……。感慨深いものがありました」

全員で掴んだメダル。不在の宇野昌磨の名前をそれぞれの指に。

 今年1月にカミラ・ワリエワ(ロシア)の失格が決定しても、団体戦のメダルはすぐには届かなかった。

「パリ五輪で授与式があるかも、という話は出ていたのですが、ふわふわした気持ちで待っていました。正式な連絡が来たのは7月下旬。もらえることは嬉しいけれど、もう2年半も前のことで変な感覚でした」

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photograph by Naoya Sanuki/JMPA

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