【スポーツ能力測定】
能力的に見て最も向いているスポーツはどれなのか。自分のことであれ、あるいは自分の子供のことであれ、知りたいと思った経験はきっと多くの人にあるだろう。そんな関心に応えてくれる“測定会”が行われている。
能力的に見て最も向いているスポーツはどれなのか。自分のことであれ、あるいは自分の子供のことであれ、知りたいと思った経験はきっと多くの人にあるだろう。そんな関心に応えてくれる“測定会”が行われている。
かつて東ドイツでは、4歳になったらすべての子供がスポーツ適性検査を受けることが義務付けられていた。身長・体重、スピード、ジャンプ力、速筋・遅筋の比率などが測定され、向いているスポーツが教えられる。たとえば、のちにサッカードイツ代表で主将になるミヒャエル・バラックが勧められたのはスピードスケートだった。運動神経がいい子供がいろいろな競技に触れる機会を作り、五輪のメダル数を増やそうという国家戦略だ。とはいえ強制ではなく、結局バラックがサッカーを選んだように、選択の自由が与えられていた。
日本でそれと似た取り組みを始めたのが、一般社団法人スポーツ能力発見協会(DOSA)だ。モーションキャプチャーカメラとセンサーを使い、「10mスプリント」、「敏捷性」、「リカバリーバランス」、「ジャンプ力とバネ力」、「視覚反応ステップ」、「スイングスピード」を測定。2014年から全国38カ所で53回実施し、約1万2000人の子供たちにアドバイスしてきた。
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photograph by Shinya Kizaki