バドミントンのスーパーシリーズ(SS)ファイナルが12月13日から17日までドバイで開催され、女子シングルスで世界ランク2位の山口茜(再春館製薬所)が出場3度目にして初の頂点に輝いた。同種目の日本人の優勝は'15年の奥原希望(今回は負傷により欠場)に続いて2人目だ。
今大会は年間12戦あるSSで上位8位までに入った選手・ペアのみが出場する最高峰の舞台だ。山口は4選手で争ったグループリーグを2勝1敗で突破すると、準決勝でタイ選手を下し、決勝でリオデジャネイロ五輪銀メダルのシンドゥ・プサルラ(インド、世界3位)と対戦。0-2で敗れたグループリーグ第3戦と同様に、身長179cmの相手の力強いスマッシュに苦しんで第1ゲームを落とし、第2ゲームも序盤は0-5と離されたものの、そこから驚異の巻き返しを見せた。このゲームを21-12で取ると、最終ゲームは19-19まで競り合ってから連続ポイントで21-19。1時間34分の熱戦を粘りで制した。
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photograph by AFLO