「ヒューストン・ロケッツは今、リーグ最高のチームだ。パスと3Pシュートを抑えたのに、1対1でやられた」
そうロケッツを称えたのは、12月9日に接戦の末に敗れたポートランド・トレイルブレイザーズのテリー・ストッツHC。ロケッツは試合終盤にジェームズ・ハーデンとクリス・ポールが交互に1対1で攻め、二桁点差を逆転勝利、リーグ首位の座を守った。得意とすることを封じられる苦しい展開からの、価値ある勝利だった。
ロケッツは「攻める」チームだ。それは、コート上に限らない。たとえば夏には、7月のFA市場解禁を前にポールをトレードで獲得した。ハーデンとの相性を疑問視する声もあったが、今のところ戦力アップにこそなれ、マイナス要素はない。ダリル・モーリーGMは、チームの補強方針について「歴史的なチームに対抗するには、リスクを恐れずに攻めていかなくてはいけない」と語っている。3シーズン前から、歴史的な勝率でNBA中を圧倒しているゴールデンステイト・ウォリアーズに、本気で立ち向かおうとしているのだ。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Getty Images