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萩野公介は人間なんだ! 苦しかった夏を越えて。~「サイボーグだと、ダメなんです」~

2017/09/05

 7月に行われた世界水泳で銀メダル4個、銅メダル3個、計7つのメダルを獲得した競泳日本。しかしリオ五輪400m個人メドレー金メダリスト、萩野公介選手にとっては、大変厳しい夏となった。

 昨年9月、2年前の骨折で状態が悪化していた右肘を手術し、一時期はどん底まで苦しんだ。「肘の感覚は二度と戻らない。そこはしょうがない。ただ世界一を決める世界水泳では、勝負したいんです」――高地練習を経て現地入りした萩野さんは前向きで、最初の種目200m個人メドレーの準決勝後は「任せてください!」とコメントも力強かった。この時点では解説者も含めて、現地の誰一人として、萩野さんの金メダルを疑っていなかった。

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photograph by Takao Fujita

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