7月の連休最終日の17日は海の日。3団体のビッグイベントが競合し、さながらプロレス・フェスティバルのようだ。
夏は稼ぎ時。新日本は恒例のG1クライマックスの開幕戦を北海道立総合体育センターで行う。グレート小鹿率いる大日本は、東京・両国国技館で3度目の開催。そして全日本が、東京・後楽園ホールで王者・石川修司(フリー)vs.挑戦者・諏訪魔の3冠ヘビー級選手権試合をぶつけてくる。多団体化マットを象徴するようなガチンコ興行戦である。
好調の新日本にインディー魂で一矢報いようというのが大日本だ。横浜に本拠を置き、'95年3月、横浜文化体育館で旗揚げした。横浜市で商店街プロレスを展開するユニークさ。地域に密着したインディーの営業力は侮りがたい。ストロングスタイルと血みどろのデスマッチの2本立てを売りにする団体だが、今年は戦術を変え、メーンカードをファン投票によって決定する(すでに投票は締め切り済み)という新機軸を打ち出し、非常に注目されている。
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photograph by Tadashi Shirasawa