#919

記事を
ブックマークする

突拍子も無いから心に浸透する。~いつも常識を越える、巨人・長嶋茂雄と青学・原晋の言葉~

2017/01/21

「私には結末が分かっている」1994年、西武との日本シリーズを翌日に控えたミーティングで巨人の長嶋茂雄監督(現・終身名誉監督)は突然、こんなことを言い出した。

「勝つのは我々だ! 1勝1敗で敵地に乗り込み第5戦で王手をかけて4勝2敗で日本一になる!!」


 この年の巨人はシーズン終盤に大失速。いわゆる「10・8決戦」で中日を振り切りリーグ優勝を果たしたが、チーム状態はどん底だった。迎えた日本シリーズでは森祇晶監督率いる円熟期の西武と激突する。下馬評は圧倒的に西武有利。その中で長嶋が発した常識外れの予言に、当初は呆れ、嘲笑を浮かべる者も少なくなかった。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Takuya Sugiyama

0

0

0

前記事 次記事