テキサス・レンジャーズが9月23日、敵地オークランドでアスレチックスに快勝し、2年連続7回目となる地区優勝を決めた。ダルビッシュ有が右肘手術から復帰した直後の5月29日以来、一度も首位の座を譲ることなく、ほぼ独走状態でゴールを駆け抜けた。
昨シーズンの覇者とはいえ、開幕前の評価は不透明だった。オフ期間に大型補強を自重したこともあり、故障離脱中のダルビッシュ、大砲ジョシュ・ハミルトンの復帰に伴い、ペナント争いに加わるものと見られていた。ところが、実際は違った。ダルビッシュこそ復帰したものの、左膝を手術したハミルトンは退団、主軸プリンス・フィルダーは脊髄の異常で現役引退、秋信守(チュ・シンス)も長期離脱と、相次いで主軸を欠く事態となった。
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photograph by Yukihito Taguchi