#898
巻頭特集

記事を
ブックマークする

<新エース宣言> 久保裕也「A代表をおびやかし、ぐいぐいいかないと」

2016/05/16
歴代最弱とも言われながら、最終予選でアジア制覇。五輪代表のエースはひたすらゴールを求め続ける。リオでの活躍からA代表の扉を開き、更に飛躍するために。
五輪本戦メンバー入りへのサバイバル真っ只中のU-23サッカー日本代表。18日開幕のトゥーロン国際大会を前に、Number898号「指揮官ハリルホジッチの設計図。」掲載の久保裕也選手の記事を特別に公開します。

 リオ五輪出場を決めた五輪代表チームのエース。周囲からそう言われることに、久保裕也は違和感を覚えている。

 最終予選では、チームで唯一全6試合に出場し最多の3得点を決めた。エースの称号を与えても、誰も文句は言わないだろう。

 3月のベルン、スタジアム横にあるカフェのソファに腰掛け、しかし彼は首を振るのだった。

「今の五輪代表にはスーパーな選手はいないんです。僕も含め、みんなが同じレベル。誰が出ても、それほど大きくは変わらないと思う。個人的に全試合に絡んで3点というのは悪くはないけど、良くもない。できれば、もっと取りたかったです」

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Shinji Minegishi

0

0

0

前記事