世界選手権シリーズのキャデラック選手権初日にローリー・マキロイが突然、パターの握り方を変え、周囲を驚かせた。左手を下、右手を上にして握るクロスハンドグリップ。左手甲の動きをパターフェースの動きになぞらえて感じることができるため、「左手がうまく導いてくれる」と、ご満悦だった。
26歳にして、すでにメジャー4勝。今でこそジョーダン・スピースに王座を奪われているが、元世界一の動向は常に注目の的だ。そのマキロイがスコアリングの決め手となるパットの握り方を突然変えたことはビッグニュースだった。
どんなチェンジにも賛否両論は巻き起こる。だが、ゴルフでも世渡りでも百戦錬磨のマキロイの対応は堂に入っていた。「クロスハンドはスピースの真似?」と問われれば、「そう、マキロイはスピースのコピーさ」と笑って受け流した。
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