18歳未満の選手獲得に関する国際規則に違反したとしてFIFAが下したレアル・マドリーとアトレティコ・マドリーへの制裁は各方面で議論を呼び、裁判にまで発展しようとしている。
今回FIFAが科したのは、'14年のバルセロナへの制裁と同じく、2度の移籍市場における選手獲得禁止と、対象となる未成年選手の公式戦出場禁止だ。'14年以降、バルサの下部組織からは多くの若手が夢半ばに母国へ帰国していった。現在FC東京の久保建英(たけふさ)もそのひとりだ。彼はFC東京U-18に飛び級し、すでに公式戦デビューするなど順調に成長しているが、すべての少年が次の道を進んでいるわけではない。夢の地から追いかえされ、精神的ショックを引きずる子供もいるという。
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