サンアントニオ・スパーズは、アメーバのようなチームだ。内部で変幻自在にエースが変わり、チームのスタイルも変えながら生き延びてきた。
今シーズンは、ティム・ダンカン、マヌ・ジノビリ、トニー・パーカーの旧ビッグ3が脇役にまわり、対照的な2人の選手が中心となった。
片や、エースであることにこだわりを持ち、二番手として扱われることに不満で前のチームを出てきたオールスター選手、30歳のラマーカス・オルドリッジ。昨夏、ポートランド・トレイルブレイザーズから移籍してきた。片や、MVP候補として名前をあげられてもまったく興味を示さない24歳のカワイ・レナード。ルーキーの時からスパーズで育てられ、厳しいグレッグ・ポポビッチヘッドコーチからも「目覚ましい成長をしている」と称賛される逸材だ。2人は、旧ビッグ3の中で一番若い33歳のパーカーと共に、新ビッグ3としてこの先のチームを引っ張っていくことを期待されている。
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