#895

記事を
ブックマークする

新ビッグ3誕生の核となる、スパーズの対照的な2人。~エースでありたい男と、賞に興味がない男~

 サンアントニオ・スパーズは、アメーバのようなチームだ。内部で変幻自在にエースが変わり、チームのスタイルも変えながら生き延びてきた。

 今シーズンは、ティム・ダンカン、マヌ・ジノビリ、トニー・パーカーの旧ビッグ3が脇役にまわり、対照的な2人の選手が中心となった。

 片や、エースであることにこだわりを持ち、二番手として扱われることに不満で前のチームを出てきたオールスター選手、30歳のラマーカス・オルドリッジ。昨夏、ポートランド・トレイルブレイザーズから移籍してきた。片や、MVP候補として名前をあげられてもまったく興味を示さない24歳のカワイ・レナード。ルーキーの時からスパーズで育てられ、厳しいグレッグ・ポポビッチヘッドコーチからも「目覚ましい成長をしている」と称賛される逸材だ。2人は、旧ビッグ3の中で一番若い33歳のパーカーと共に、新ビッグ3としてこの先のチームを引っ張っていくことを期待されている。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Getty Images

0

0

0

前記事 次記事