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オートレースの鉄人が語る“生涯現役”の極意。~トップ中のトップではない男がなぜ50年生き残れたのか~

 アスリートたちの一番の願い、それは「戦いの舞台に永遠に立っていたい」。

 ただ、選手には“寿命”がある。勝ち続けなければ、誰しも自分の体や心から引退勧告を受けることになる。だからこそ、生涯現役というのは、スポーツ選手にとって夢のような話なのだ。

 今、プロオートレース界にすごい人がいる。谷口武彦さん、御年73歳。谷口さんは現役オートレーサーで、今なお最年長勝利記録を更新し続けている鉄人なのである。

 オートレースは1周500mの周回コースで着順を競う。最高時速はなんと150km。コーナーに猛スピードで突入し、極限まで車体を傾けて曲がっていくバイクの足元からは火花が散る。現在、レーサーは439名。2年に一度、成績の下から24名が引退勧告を受けるそんな厳しい世界を、谷口さんは50年も生き残ってきたのだ。

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photograph by HAMAMATSU AUTO

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