来夏のリオ五輪で金メダルを獲得する。そのためにW杯で2位以内に入り、五輪出場権を得ることは、女子バレー日本代表の今季最大の目標だった。
だが、結果は5位。主将の木村沙織は、中国やセルビアを始めとする上位国との違いを問われると「コートの中に何人、勝負強さを持った選手がいるか、だと思う」と答えた。それは結局、「個の力」が課題になったということでもある。
高さやパワーなど、身体的要素の違いが競技に大きく影響する中で、日本がどう勝つか。ロンドン五輪以後、ミドルブロッカーを1人減らした「MB1」や、それぞれが複数の役割をこなす「ハイブリッド6」など、世界では他に類を見ない戦術に取り組んできた。
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