モスクワで開催されたフェンシング世界選手権男子フルーレ個人で、太田雄貴(森永製菓)が日本人として全種目を通じて初の金メダルを獲得した。
太田が世界選手権で表彰台に上がったのは銅メダルだった'10年以来5年ぶり。北京五輪男子フルーレ個人銀、ロンドン五輪男子フルーレ団体銀と続いたことで「シルバーコレクター」とも呼ばれた男は、「一つの夢、目標としていた世界選手権で金メダルを獲得できて本当にうれしい」と満面の笑みを浮かべた。
身長171cmの小柄な身体で次々と長身選手を打ち破る、圧巻の試合ぶりだった。準々決勝では190cm超のロンドン五輪金メダリスト・雷声(中国)を15-9で下し、準決勝では183cmのゲレク・マインハート(米国)に15-9の勝利。決勝では飛ぶ鳥落とす勢いで勝ち上がってきた21歳、身長191cmのアレクサンダー・マシアラス(米国)を15-10で退けた。
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