オクラホマシティ・サンダーが、またしても、サンダーらしい決断を下した。ふだんはじっくりチームを育てる熟成型の組織なのだが、節目節目で、周囲を驚かせる大胆な選択をする。2年半前はジェイムズ・ハーデンのトレードだった。今回はコーチ交代だ。
まず、若いチームを7シーズンに渡って率いて、共に成長してきたスコット・ブルックスを解雇。ケビン・デュラントら主力を故障で欠きながらも45勝37敗の好成績を残し、あと一歩でプレイオフ出場という結果を出した直後のことだ。
しかも、代わりに選んだのは大学界では名将ながら、NBAでのコーチ経験がない元フロリダ大ヘッドコーチのビリー・ドノバン。以前からNBAでは大学コーチはNBAでは成功しないという通説があるのだが、それを無視し、自分たちの価値観を優先しての選択だった。
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