今季から導入される試合時間短縮のための新ルールが、春季キャンプのオープン戦で実施されている。各球場には2分25秒に設定されたデジタル時計が新設され、攻撃チームが3アウトになった瞬間、動き始めるようになった。今回の新ルールは、ここ数年、指摘されてきた試合時間の拡大に対処するためで、新コミッショナーのロブ・マンフレッド氏が、「最初の仕事」として手がけた事項だった。
「選手達は、前向きだと思う。この問題についてファンに対する責任があるということを、しっかりと認識しているはずだ」
新ルールでは、攻守交代の時間を、テレビ中継のCM時間に応じてローカル放送時で2分25秒、全国ネット時で2分45秒に設定した。打者は投球間に打席を完全に外してはならず、昨季から導入されたインスタント・リプレー(ビデオ判定)の抗議もダッグアウト内から行うなど、極力ムダな時間を省くように定められた。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Yukihito Taguchi