6番目のキッカーとして放ったPKは、無情にもポストに弾かれた。
チャンスは作り出すものの、度重なる決定機を活かせなかった故の敗退。
使命を果たせなかった日本代表10番が敗戦翌日に明かした意外な本音とは。
チャンスは作り出すものの、度重なる決定機を活かせなかった故の敗退。
使命を果たせなかった日本代表10番が敗戦翌日に明かした意外な本音とは。
ハビエル・アギーレ監督が、折りたたんだ左手の指を一本ずつあげながらPK戦のキッカーを指名していく。
「ホンダ! ハセベ! 3人目は……」
そうつぶやき、監督はコーチに確認をとる。その間、香川真司はアギーレ監督の口元に目を向けている。
「シバサキ! トヨダ……」
そこまで来て、監督は少し考えこんだ。
ハセベの名前が呼ばれた後とは比べものにならないほどの、強い視線を香川はアギーレに注いでいく。
「モリシゲ!」
カガワの名が呼ばれることはなかった。
「絶対にお前ら5人で決めて来い!」
そんな監督の言葉で、5人のキッカーの気持ちは盛り上がったはずだ。
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photograph by Takuya Sugiyama