芸術とスポーツの2つの魅力を持つフィギュアスケート。ジャンプだけでなく、「いかに自分をアピールするか」も重要な戦略となる。衣装やメイクも演技の一環として手を抜けない。
今季、快進撃を続けるロシアと日本の女子2人は、全く同じアイテムで演技を効果的に演出している。頭をぐるりと3周する光る石の髪飾り。会場の照明を乱反射する“お姫様”のティアラのような輝きに、いやがうえにも目が行く。
最初に使ったのは、ロシアのエレナ・ラジオノワ。6月に来日した際、ダンス用品店チャコットを訪れ「今季のフリーのピアノ協奏曲に合いそう」と考え入手した。お披露目となった10月のジャパンオープンでは演技面を高評価され、136.46点で自己ベストを更新した。すると、その試合をテレビで観た本郷理華は「今季のショート『海賊』の衣装に合う」と直感して同商品を購入、10月のスケートカナダで自己ベストを更新した。
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