#864

記事を
ブックマークする

斎藤佑樹が確かめた理想のピッチング。 ~CSの裏で見出した2つのポイント~

2014/11/08
今季の一軍でのラスト登板は9月29日の西武戦。5回を2安打1失点で勝利投手となった。

 あまりにも寂しい光景だった。観客は30人から40人程度だったろうか。ファイターズが日本シリーズ出場を懸けて戦った福岡には、その1000倍の視線が注がれていたというのに、宮崎でのこの試合は、テレビ中継もなければ、テーブルスコアが新聞に載ることもない。

 10月21日、CSの勝者がホークスに決まった翌日。ファイターズの背番号18、斎藤佑樹がマウンドへ上がった。舞台はCSではなくフェニックス・リーグ。相手は韓国のハンファイーグルスだった。

 この試合、斎藤は立ち上がりから1点ずつを失ったものの、徐々にリズムを取り戻す。スライダーのコントロールに苦しみながらも、力のあるまっすぐを軸に6回を3点にまとめてマウンドを降りた。斎藤は試合後、こう言っていた。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by NIKKAN SPORTS

0

0

0

前記事 次記事