Jクラブへの選手供給源として、近年は大学の存在価値が高まる一方だ。クラブ側とすれば、育成組織からのトップ昇格を含めた高卒選手よりも、大卒選手のほうが即戦力として計算できるからなのだが、選手側から見ても、大学を経由することのメリットは大きい。
高卒でJリーグ入りしても、なかなか出場機会は得られない。ならば大学へ進んで実戦経験を重ねるほうが、自身の成長のためにも賢い選択というわけだ。
しかし、選手がJリーグの先に海外移籍を望む場合、大学で4年間を過ごすことは必ずしも得策ではない。少し前まで、私はそう考えていた。
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